統峡都市ラルミナ END集

 

【まーちゃんダイジング】

「東京のらるみな化」の前日、エザキはルナに「はサみ」の使い方を教える。

次の日、遂にらるみな化が行われるかと思ったが、全くその気配がない。

その一方で、エザキは中々起きてこないルナを不審に思い、彼女の部屋に向かう。

すると、ルナの部屋から腐敗臭がすることに気づく。

そしてルナの部屋のドアを開けると、そこには毒々しい紫色の液体が身体中から吹き出している変わり果てた姿のルナがいた。

それを見たエザキは「スクラッチマスターの責任だ」とだけ言い遺しその場で自ら命を絶つ。

その後、ルナは「はサみ」を上手に使い、見るも無惨にエザキの死体をバラバラにした。

ルナは「はサみ」を持ったまま自室を出て、爛々と目を輝かせながらヤスコの部屋へと向かっていった。

 

 

【これは一体】

守がいつも通り登校していると目の前に「あプールあ」が現れる。

守はこれを「天戒」だと諭し「あプールあ」に飛び込む。

その中には眠るエザキの姿があった。

しかし守はそれが誰だか分からず、小首を傾げる。

そう、現実の世界の守はアーカイブの記憶を一切持っていないのだ。

そして「あプールあ」から出た途端、守は今までアーカイブの中であった全ての出来事を思い出す。

記憶の波に飲まれて自我が崩壊しそうになる守であったが、何とか持ち堪える。

守は自分自身のある異変に気づき「なんだ、そういうことか」と残念そうに言う。

すると目の前に「ヒマウエ・トモノリオ」が現れる。

ヒマウエは「もう十分だ」と言い、優しく守を包み込む。

そして守はこれが「エイエン」だと誓い、全てを忘却した。

 

 

【統峡の統峡】

東京のらるみな化が始まり、エザキ達はらるみなと交戦する。

その一方でらるみな化の症状が始まった患者から順に「らるうみな」を使った治療が始まった。

しかし、患者たちは次々とらるみな化してしまう。

それから、らるみなは更に数を増やし、遂にはエザキ達も侵食されてしまう。

そうして、いくばくかの時が経ったあと、エザキは目を覚ます。

そこは、かごに入った果物とベットだけがある殺風景な部屋だった。

エザキは右腕が異様に重く感じていたが、それ以外は無傷である。

すると1人の男がやってきて、エザキを見てこう言った「素晴らしい、完成だ」

そうしてエザキは男に案内されて、窓の向こう側の世界を見る

そこには「らるみな化された人間」と「らるみな」が笑顔で暮らす世界があったのだ。

「なんだ、そういうことか」とエザキは落ち着いた様子で言い、外に出た。

エザキが外に出ると全ての「らるみな化された人間」と「らるみな」が彼を凝視し、一斉に頭を下げる。

そうしてエザキはこう言い放つ「我こそが全ての民の主なり」

 

 

【人類の誕生】

エザキは1つの「らるみな」に恋をする。

その人間の女性のような「らるみな」は、人語を理解し、人間を愛してくれる。

彼は完全にその「らるみな」に恋をしてしまう。

そしてエザキはそのらるみなに「サヤナ」と名付け、人間の恋人同士のような関係になる。

しかし、サヤナはその1週間後に別の「らるみな」に喰われてしまう。

その翌日からエザキは別の「らるみな」に恋をする。

その人間の女性のような「らるみな」は、人語を理解し、人間を愛してくれる。

彼は完全にその「らるみな」に恋をしてしまう。

そしてエザキはそのらるみなに「マモル」と名付け、人間の恋人同士のような関係になる。

その後もエザキは「東京のらるみな化」が行われるその日まで「マモル」を愛し、「マモル」との「エイエンノアイ」を誓った。

そうして「東京のらるみな化」はエザキと「マモル」の愛の力によって阻止され、東京の平和は保たれた。

 

 

【人生の躾】

エザキらは「ralumina」に敗れ、あっさり「東京のらるみな化」を許してしまう。

しかし、エザキからすれば、この世界が滅んでも自分にとってアーカイブの世界は「小鳥の世界」であり、無害なのだ。

そうして悲しむルナ達を慰め、エザキはアーカイブの世界に礼を言って、この世界を後にする。

それから守は身体を起こし、いつも通り朝の支度をする。

だが、そこで守は自分がエザキだった記憶を全て思い出す。

すると自宅は血の海に染まり、守はそれがルナやヤスコのものだとすぐに分かった。

そう、エザキの言うアーカイブの世界は、その世界の人間から見れば、アーカイブと呼ばれる世界が自身の現実であり、自身の「小鳥の世界」がまた別のアーカイブなのである。

それを知って、責任を感じた守は学校に行くのをやめ、亡き彼女らの思いを胸に縄を手に取って樹海へと向かった。

 

 

【大海原】

「東京のらるみな化」の3日前、エザキは何者かに襲撃され、命からがら逃げてくる。

守は目覚め、今まで見ていた夢を思い出そうとするが、どうしても思い出せない。

その後、守は再び眠る。

すると今度は、「東京のらるみな化」の2日前。

エザキが研究室で作戦を練っていると、どこからともなくraluminaのミドリ・カンダが部屋に入ってきた。

エザキは警戒し、彼女との距離を取るが、ミドリは全く攻撃する素振りも見せず、それどころか突然その場で衣服を脱ぎ始め、とうとう下着姿になってしまった。

すると、エザキの身体は徐々に動かなくなっていき、10秒もしないうちに完全に固まってしまった。

そうしてミドリから性交渉を迫られ、エザキは首を縦に振ることしかできない。

その後は2人情熱的な夜を過ごし、エザキは作戦を完全に放棄してしまったのだ。

その後、エザキは長い時間を眠っていたようで、起きあがると横には不敵な笑みを浮かべるミドリがいた。

ようやく正気に戻ったエザキ、ここで妙な胸騒ぎがして、急いで外に出る。

しかし、既に東京は火の海となり、今まであったものは跡形も無くなっていた。

エザキは自分のした行為に遅すぎる反省をし、炎の大海原に身を投げた。

 

 

【マーチャンダイジング】

「東京のらるみな化」の前日、エザキはルナに「はサみ」の使い方を教える。

次の日、遂にらるみな化が行われるかと思ったが、全くその気配がない。

その一方で、エザキは中々起きてこないルナを不審に思い、彼女の部屋に向かう。

すると、ルナの部屋から腐敗臭がすることに気づく。

そしてルナの部屋のドアを開けると、そこには毒々しい紫色の液体が身体中から吹き出している変わり果てた姿のルナがいた。

それを見たエザキは「スクラッチマスターの責任だ」と言い、変異したルナを殺すことを決意。

その後、変異したルナは、エザキによって殺される。

そうしてルナだった亡骸抱え、エザキはraluminaとのスクラッチに挑む。

無事、raluminaとのスクラッチに勝利し、「東京のらるみな化」の阻止に成功するが、

ルナの突然変異は、偶然ではなく、対ralumina用にエザキが仕込んでいた「はサみ」の猛毒であったことに気づいた。

一般の人間はその猛毒により変異することは無いが、この毒は「らるみな」にのみ、効くのだ。

つまり、ルナは元々人間ではなく、エザキの監視として送り込まれたraluminaの「らるみな」だったのだ。

エザキはその真実を悟り、自分自身の愚かさと今までのルナの温かい言葉を思い出し、一人泣いた。

そして、エザキはルナだった亡骸を持って、これがraluminaが残した最悪で最高の兵器だと雄叫びをあげたのだった。